2021年10月28日木曜日

マタイによる福音書16章13~20節

 イエス様は弟子たちに、人々がイエス様のことを何と言っているかを聞かれました。弟子たちが答えた中で、「エリヤ」も「エレミヤ」も旧約聖書に記されている大預言者です。人々がイエス様に向けている評価は大変に高い評価と期待が向けられていることを意味しています。そこでイエス様は、弟子たち自身はイエス様を何者だと思っているのかをお尋ねになりました。シモンが「あなたはメシア(救い主)、生ける神の子です」と答えました。イエス様は、シモンの答えは神様によって与えられた答えだと言われます。そしてイエス様を「救い主、神の子」と告白する神様が与えてくださった信仰の上に教会を建てると言われました。「イエス様はあなたにとって何ですか?」と私たちも一人ひとり問われており、そして今も神様は「イエス様は私の救い主、私の神です」という信仰を与えてくださいます。私たちがイエス様を救い主と信じる信仰は神様の賜物です。それは奇跡にすがるのでもなければ、聖書の言葉を学ぶだけでも得られません。エリヤでもなくエレミヤでもなく、「私の救い主」であるキリスト・イエスを迎える信仰の上に建つのが教会です。教会は委ねられた「天の国の鍵」であるイエス様を救い主と告白することを通して、神様の恵みへと人々を「つなぎ」、罪の支配から「解く」、御業に仕えるのです。

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マタイによる福音書28章16~20節

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